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なぜネットワークビジネス実施者はセミナーへの勧誘にこだわるのか?

約 7 分

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「ちょっとだけでいいからセミナーきてみない?」

ネットワークビジネスってイメージ悪いかもしれないけど、セミナー来たら変わるよ」

 

 

あなたがネットワークビジネス勧誘されたことがあるならこのような勧誘をされたことではないでしょうか?

 

 

そして、あなたがネットワークビジネス勧誘する側であれば、なんとかしてセミナーに連れてくるようにアップラインから言われたことがあるのではないでしょうか?

 

 

実は、意識的か無意識的かにかかわらず、ネットワークビジネスにおいてはセミナーへの勧誘というのはとても大切なのです。

 

 

一言で言えば、このセミナーという装置こそネットワークビジネスのメンバーの精神的支柱なのです。

 

今日は、セミナーがどうして大切になるのかについて書いていきます。

  1. ネットワークビジネスのセミナーとはなんなのか?
  2. 高度なアカデミズムに基づいていたということ
  3. とりあえず参加してみようかなは危険

 

 

1.ネットワークビジネスのセミナーとはなんなのか?

ネットワークビジネスセミナーというものに私は過去に幾つか参加してきました。

 

 

もしかして個別にたまたまそうだったのかと当初は思い、何度か参加してみました。

 

しかしそれでもやはり感想は一つで、「中身がない」ということです。

 

 

ですが、誰もがその会場にいる人が「うんうん」とうなずくのです。

私の感性が枯れているのかもしれませんが、とても人間的とは思えない雰囲気なのです。

 

 

 

私はこの様子を見て一つの本を再び拾い上げました。

群集心理を分析したギュスターヴ・ル・ボンです。

 

ネットワークビジネスというのは群衆形成ビジネスですからこの本は勧誘するにせよ勧誘されるにせよ必読です。

 

 

彼は、群衆というものが持つ特徴についてまず以下のように述べます。

まさしく群衆に共通に存在する性質なのである。集団的精神の中に入り込めば、人々の知能、したがって彼らの個性は消え失せる。異質的なものが同質的なものの中に埋没してしまう。

ギュスターヴ・ル・ボン『群集心理』

 

人間は、集団的精神に入り込んだ瞬間個々人の個性は消えうせるとのことです。

「これはまさにネットワークビジネスセミナーに見られる光景ではないか!」と私は手を叩きました。

 

当該のネットワークビジネスへの批判が一切許されない雰囲気で、終わった後には「よかった」「タメになった」とみんなが言うこの異様な感じ。。。

 

 

では、なぜ集団に入り込んだ個人の個性は消えるのかというと、ル・ボンは以下のように続けます。

 

・・・私は、被暗示性ということを言いたいのである。・・・この個人は、もう自分の行為を意識しなくなる。催眠術をかけられた者と同様に、彼においてもある機能は打ち砕かれるが、他の機能は、極度の興奮状態へ高められることがある。有る暗示を受けると、それにかられて、抑えがたい性急さである種の行為を遂行しようとする。この性急さは、群衆にあっては、催眠術をかけられたものの場合よりもいっそう抑えがたいものである。なぜならば、暗示があらゆる個人にとって同一のものであるだけに、互いに作用しあって、ますます強烈になるからである。

ギュスターヴ・ル・ボン『群集心理』

 

 群衆に人を放り込むことで、抑えがたい衝動を心の中に呼び起こすことができるとのことです。なぜなら、個人の感情は集団と常に作用しあう環境にあるからとのこと。

 

 

それゆえに、継続して、「テレアポ」「リストアップ」に向かわせることができるのです。

 

「テレアポ」「リストアップ」というのはネットワークビジネスをやっていないとわからないかもしれませんが、自分のSNSなどの友達をまずは100人リストアップして手当たり次第に連絡を取り勧誘をするという苦行です。

 

ほとんどのネットワークビジネスのアップラインはこれを入った人にやるように言っています。

 

これを乗り越えるには定期的なカンフル剤が必要なわけですが、それがセミナーなのです。

群集中の個人にしてこの暗示に抵抗できるほど強い個性を持つものは、あまりにも少数であるから、大勢に押し流されてしまうのである。

 ギュスターヴ・ル・ボン『群集心理』

 

これに抗えるのは一部の強烈な個性を持っている人のみというル・ボンの指摘は正しいと思います。

 

実録として自分が「えらい」ということを言いたいわけではないのですが、A社でもB社でも私を含め毎回12人ほど勧誘されていたのですが、入会しなかったのは、私以外だと1人か2人いればいい方という感じでした。

 

 

2.高度なアカデミズムに基づいていたということ

私がここで述べたいのは、あの「意味のなさげ」なセミナーは実は勧誘側からすれば極めて重要であり、社会心理学などを駆使したものであるということです。

 

ナチス党大会のヒトラーの動画がYouTubeにありますが、あれを見てください。

ネットワークビジネスセミナーとの違いを見つける方が難しいです。

 

 

実は、これまで引用してきたギュスターヴ・ル・ボンの『群集心理』はヒトラーが『わが闘争』の「宣伝」で述べるデマゴークのメソドロジーとほぼ同じです。

*ヒトラーやムッソリーニは彼の研究を大いにデマゴークにおいて活用したと言われています。

 

 

先ほど私はネットワークビジネスセミナーに対して「中身がない」という趣旨の発言をしましたが、実は、あれもアカデミズムに基づきあえて「中身がない」状態にしているのです。

 

 

大衆扇動においては、その大衆の中で最も知的レベルが低い人でもわかる程度に単純化し、誰もが同じ事柄を浮かべられるようにしないといけないとヒトラーは主著で言いました。

大衆の受容能力は非常に限られており、理解力は小さいが、その代わりに忘却力は大きい。この事実からすべて効果的な宣伝は、重点をうんと制限して、そしてこれをスローガンのように利用し、その言葉によって、目的としたものが最後の一人にまで思い浮かべることができるように継続的に行わなければならない。

・・・

最も簡単な概念を何千回も繰り返すことだけが、結局覚えさせることができるのである。

アドルフ・ヒトラー『わが闘争』

 

ヒトラーという恐ろしいほど演説がうまかった人間はいないとも言われていますが意識していたのは大きく分ければ実は2つしかないのです。

  1. 極度の単純化
  2. 猛烈な繰り返し

 

これだけです。

ネットワークビジネスセミナーを思い出してください。

 

「気合が足りないから成功できない」

「月収100万欲しいでしょう?」

「嫌われることを恐れてはいけない」

 

「具体性」にあまりに乏しく、「抽象論」に終始し、誰もがわかる粒度にメッセージがしぼられてますよね。

 

そして、毎回常に「同じ内容」であることは言うまでもありません。

 

ただ、「わかりやすい」「話がうまい」となるわけですね。

 

こういうやつも最近流行ってましたね。

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3.とりあえず参加してみようかなは危険

よく「とりあえずセミナーに参加する」という人がいます。

それでは何も起こらないと思っているのでしょうか?

 

 

 

ただ、それはやめることを推奨します。

一部の例外的個性の強い人間であれば別ですが、必ず飲み込まれます。

 

 

事実、私も最初「いいな」と思ってしまっていたのです。

 

そして二回目はさらにその気持ちが強くなっていました。

実際、ある大手のネットワークビジネスに参加しようと思っていました。

 

 

ただ、最後の最後で踏みとどまれたのはたまたまこの『群集心理』を読んでいたからです。

 

人間は群衆地の一員となるという事実だけで、文明の段階を幾つも下ってしまうのである。それは、孤立していた時には、おそらく教養のある人であったろうが、群衆に加わると、本能的な人間、従って野蛮人とかしてしまうのだ。

ギュスターヴ・ル・ボン『群集心理』

 

「頭がいい」と普段言われていようが群衆に入った途端飲み込まれるのです。

今回述べたような話を聞いても参加してみるという人はいってみればいいと思います。ただ、ここまで書いてきたル・ボンの言葉は絶対頭の片隅に置いておいてください。

 

 

最後にアレントの言葉を紹介します。

内容がいかに荒唐無稽であろうと、その主張が原則的にかつ一貫して現在及び過去の拘束から切り離されて論証され、その正しさを証明しうるのは不確定の未来のみだとされるようになると、当然にそのプロパガンダは極めて強大な力を発揮する。このようなやり方は、過去が疑わしく現在が耐え難くなった危機の時代には必ず威力を揮うものなのである。

ハンナ・アレント『全体主義の起源』

 

 

内容がいかに荒唐無稽であろうとも現状の存続を何よりも恐れる人や過去が疑わしくなった人にこそ「プロパガンダ」は猛烈な破壊力を持つのです。

 

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ネット集客のファンタジスタ。
石油は40年で枯渇しないけど、ネットワークビジネスでは1年以内に人脈が枯渇することを知ったおじさん。立ち上げたブログすべてでアクセス数を集めすぎるためインターネットでMLMをやる人から警戒されている。

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